株式会社三井不動産ホテルマネジメントが運営する三井ガーデンホテル熊本は、熊本学園大学商学部と共同で「朝食プロジェクト」を実施した。このプロジェクトにより学生が考案した「新茶漬け」と「みかん生搾りジュース」が、2024年12月13日から提供開始される。
本プロジェクトは、同大学波積ゼミの学生が三井ガーデンホテルが掲げる「楽しみになる朝食」をテーマに新商品を開発する取り組みである。学生は「ターゲット層」「コスト計算」「情報発信」などの企画を立案し、ホテルに対してプレゼンテーションを実施。その結果、厳正なる審査により「みかん生搾りジュース」が最優秀賞、「新茶漬け」がアイデア賞に選出された。この2つのメニューは、「三井ガーデンホテル熊本」の朝食にて提供される。
「新茶漬け」は、熊本県産のお米と全国第2位の漁獲量を誇る真鯛を使用したお茶漬けである。ホテル一押しのトッピングを複数用意し、好みの味にアレンジできるほか、忙しい朝や食欲がない朝でも手軽に楽しむことができるメニューである。提供開始日は2024年12月13日で、常設メニューとして提供される予定であるが、仕入れ状況によっては予告なく終了する場合がある。
一方、「みかん生搾りジュース」は、熊本の名産品である柑橘系の果物を使用し、その場で搾ったジュースを提供するものである。特に12月24日と25日の朝食限定で柑橘系果物の容器を使用した特別仕様で提供される。提供期間は2024年12月13日から12月27日までの期間限定である。
このプロジェクトは、フードビジネスを専門とする波積真理教授のゼミに所属する学生とともに、ホテル朝食の魅力向上に取り組む産学連携の取り組みである。学生は新メニュー開発に加え、照明や季節感を意識した朝食会場の空間提案も行い、ホテル側は運営経験に基づく意見や統計データに基づくフィードバックを提供し、新商品発売に向けた調整を行った。
参加学生は「熊本名産のみかんと印象に残る体験を組み合わせた朝食を提供することで、思い出に残る体験を提案できると考えた」とコメント。また、「ホスピタリティやホテルに興味を持つ仲間とともに挑戦できたことは貴重な経験であり、大変光栄であった」と述べた。
三井ガーデンホテル熊本は、JR「熊本駅」より「熊本駅前駅」を経由して「辛島町駅」下車、徒歩約5分の好立地にあり、熊本城や繁華街へも徒歩圏内である。同ホテルには、熊本の魅力を象徴する「くまモン」をモチーフにした客室「くまRoom®」や、郷土料理を楽しめる朝食メニューが揃っている。ビュッフェスタイルの朝食は和洋豊富なメニューに加え、熊本の郷土料理や季節ごとの旬の食材を取り入れており、熊本の味覚を堪能できる内容となっている。