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勝山市、勝山ニューホテルをリオ・ホテルズに売却へ 今年度末までに

勝山市は、市が所有する「勝山ニューホテル(所在地:福井県勝山市片瀬町2-114)」を、今年度末までに全国でホテル事業を展開するリオ・ホテルズに売却することとなった。

施設改修後、ファミリー層向けに営業展開

出典:【公式】勝山ニューホテル

勝山市によると、リオ・ホテルズから売却の打診を受け、今年度末までに建物を無償譲渡する条件で、市が所有するホテルの土地を6300万円で売却することとなった。

勝山ニューホテルは、恐竜博物館まで車で約5分、平泉寺まで約5分、大野城まで約15分と、もとは民間で経営されていたが、経営悪化を理由に閉鎖。1998年からは、建物の譲渡を受けた市が民間に業務を委託して営業を再開し、現在は東急リゾーツ&ステイ㈱と指定管理者契約を結び、運営を行っている。改修や修繕などの維持管理費が1億円を超えた年もあるなど、市の財政負担は小さくなかったが、観光誘客などのため、これまで営業を続けていた。

東急リゾーツ&ステイとの指定管理契約は期間を短縮し、2022年3月31日(4月1日チェックアウト)をもって、東急リゾーツ&ステイによる運営を終了する。

市によると、リオ・ホテルズは施設の改修で部屋数を大幅に増やし、ファミリー層向けの営業展開を計画しているとのこと。ホテルの名称は変わらない。営業再開日については、現在のところ未定とのこと。

一部報道によると、勝山市は「懸案だったホテルの売却が進むことで市の財政面での効果も高い。北陸新幹線の福井開業に向けて市内の宿泊施設の充実も図られ、観光面での期待は大きい」とコメントしている。

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