J.D. パワージャパンによる2022年12月の旅行に関するアンケート調査では、コロナ前後の国内旅行の形態や旅に求めるものについての変化が明らかになった。インターネット調査を実施し、20~69歳の計5,400名を対象とした。
調査では、コロナウイルス流行前の国内旅行で利用していた宿泊施設タイプを尋ねた結果、旅館が最も多く53%、次にビジネスホテル44%、リゾートホテル40%、シティホテル36%であった。これに対して、今後の旅行での宿泊施設の利用に興味がある施設としては旅館が60%で最も多く、これはコロナウイルス流行前の利用実態から+7ptの上昇であった。
さらに注目すべきは、コロナ前の利用実態3%から今後の興味17%へと+14pt上昇した「グランピング」の存在である。リゾートホテルやラグジュアリーホテル、グランピングなどへの興味が増加していることから、自粛モード解禁後、より良質な非日常体験を求める傾向が見受けられた。
同行者に関しては、「家族や親族と一緒」が最も多く、次いで「友人と一緒」「一人で」という結果であった。また、国内旅行に求めることとしては、上位に「温泉」「観光」「飲食」があり、その中でも「絶景」に対する関心がコロナ前に比べて最も高まっていた。