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磐田グランドホテル、建替のため一時閉館 再オープンは2024年の予定

静岡県磐田市の磐田グランドホテルは1月31日、老朽化に伴い全館建て替えするため一時休業に入った。

同じ敷地内に新ホテルを建設し、2024年(令和6)1月のオープンを目指す。

磐田グランドホテルは10階建て新館タワーがシンボルだったが、新施設は4階建て、客室60室程度を計画しているという。客室100部屋の現ホテルより客室数を少なくし、1室あたりの面積を広くすることで、滞在型ホテルとして快適に過ごせる空間づくりに努める。婚礼やイベントなど大規模需要に対応する宴会場や天然温泉もスペースを拡充し、地域食材を扱う和洋レストランもこれまで通り配置する予定。

磐田グランドホテルは以前、元運営母体だった聴涛館の経営不振で売却危機に陥ったこともある。一時閉館したが、地元企業38社が結束して再建を支援。光関連の電子機器を製造・販売する浜松ホトニクス(浜松市中区)の子会社となり、1997年(平成9)に現ホテルとして営業を再開した。

建物は築年数45年を超えて老朽化が進んでいた。解体は3月に始め、秋ごろから建築工事に着手する予定。建て替え期間中の従業員約60人の雇用は、親会社の浜松ホトニクスのグループ企業での受け入れを含めて維持する方針だという。

磐田グランドホテル:新ホテル建設工事による休業のお知らせ

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