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「IPホテル福岡」が9月末で閉館

福岡市博多区中洲に2007年12月に開業した株式会社泰承二十一の「インペリアルパレスシティホテル福岡」(IPホテル福岡)が本年9月末日をもって、営業を終了する。

福岡中洲のシティホテル

株式会社泰承二十一が運営する「インペリアルパレスシティホテル福岡」は、210室、住所は福岡県福岡市博多区中洲5丁目2-18。

シングル、ダブル、ツイン、スーペリアルームなどの他に和室も3室提供していた。

シティホテルとして120名まで収容可能な宴会場やレストランを有しており、2007年12月に開業し、2013年にはリニューアルしていた。

同ホテルの閉業後もレストラン「博多中洲 旬菜万葉」は通常通りの営業を続けるという。

同社はインペリアルパレスシティホテルを高級ホテルとして韓国でも展開している。

同ホテルの周辺には、「変なホテル福岡 博多」(100室)が2019年1月に開業を予定しており、博多区中洲の好立地ながら、激戦地域での競争に疲弊した模様だ。

福岡市博多区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、博多区には宿泊施設が198、部屋数20,215が提供されている。新規開業予定施設は8軒に及び、部屋数にして980が新たに提供される見込み。

韓国人旅行客を中心として訪日客が激増する同区だが、WiFi対応、キャッシュレス、多言語対応などのインバウンド集客の成否次第で明暗が分かれている。

同ホテルは、一室15,000-20,000円とビジネスホテルとしては高価格ながら、シティホテルとしてはお手頃の価格帯で提供されていた。

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