ホテルウィングチェーン運営のミナシア(本社:東京都千代田区)は5日、プラスチック製カードキーを廃止し、木製の環境配慮型カードキーへと順次変更すると発表した。
同社は「ホテルウィングインターナショナル」、「ホテルウィングインターナショナルプレミアム」、「ホテルウィングインターナショナルセレクト」「テンザホテル」の4つのホテルブランドを展開している。
環境に優しい取り組みの一環として、2022年2月上旬より、プラスチック製カードキーを木製の環境配慮型カードキーへ順次変更していく。
2022年4月1日より施行される「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」を前に、同社はホテル事業におけるプラスチック製品の見直しを進めている。その中でプラスチック製から変更できるものを洗い出したところ、今回、木製の環境配慮型カードキーを導入することとなった。
通常、カードキーはチェックアウト時に返却されるものだが、宿泊客の中には記念に持ち帰ったたり、紛失などにより、定期的な追加発注があるという。
同社が採用する木製カードは、適切な森林管理を支援することに繋がるFSCに認定された製品。また、日本特許庁の認定も受けており、実用新案登録証を取得している。
2月上旬より、「ホテルウィングインターナショナル旭川駅前」「ホテルウィングインターナショナル大阪梅田」「ホテルウィングインターナショナル神戸新長田駅前」を皮切りに、順次切り替えを進めていく。
以前よりホテルウィングチェーンおよびテンザホテルでは、一部店舗にて生ごみリサイクル「大型コンポストバッグ」の導入や、もったいない野菜を活用したフードロス削減メニューの開発など、環境問題を意識した取り組みを行なってきた。今後も利用客の理解と協力を得ながら、環境に優しい取り組みを増やしていきたいという。
※FSCとは、Forest Stewardship Council(R)の略で、国際的な森林管理の認証を行う森林管理協議会のこと