26日未明、JR釧路駅近くの廃業したホテルで部屋の内部が焼ける火事があり、警察が不審火とみて調べている。
午前3時半ごろ、釧路市白金町で「廃ホテルから煙が上がっている」と付近を通りかかった人が警察に通報した。火はおよそ2時間後に消し止められたが、8階の一室が全焼した。けが人はいないという。
火事があったのは、旧「ホテルレイトン釧路」。同ホテルは「釧路全逓会館ホテルユニオン」として開業したが、不動産業を手掛けるレイトンハウスに買収された。その後「ホテルレイトン釧路」に名称を変えて営業していたが、2002年に経営不振により閉鎖した。
現在は館内に電気は通っていないが、1階の窓ガラスが割れ、人が出入りできる状態になっていたという。2003年にも5階で火事があり、警察と消防は今回も不審火とみて原因を調べている。