宿泊施設向けレベニューマネジメントツールを提供するメトロエンジン株式会社は、宿泊施設・市場の調査分析ツール「メトロエンジン リサーチプラン」において、新たにエリア内の企業や従業員数、さらに駅の乗降客数を地図上で表示する機能を追加した。この機能により、観光やビジネスの目的に応じた宿泊需要予測が可能となり、より精度の高いマーケット分析が実現できる。また、ホテルの法人営業にも活用できる情報が提供され、法人顧客の獲得にも役立つものである。
ホテル業界では競争が激化しており、市場データの正確な把握がこれまで以上に重要視されている。周辺市場の詳細なデータを入手することで、自社の立ち位置を明確にし、運営状況の振り返りや評価を行うことができる。特に、企業情報や交通機関の利用状況を把握することは、需要予測の精度を高めるために欠かせない要素である。
メトロエンジンは、ユーザーのビジネス戦略をさらに強化するため、「メトロエンジン リサーチプラン」に新たなデータと機能を追加し、より精度の高い市場インサイトを提供する。今回追加された「企業情報」機能では、指定エリア内の企業名や従業員数を確認でき、これにより法人営業先の発掘やビジネス需要の分析が容易になる。また、「駅乗降客数」機能では、特定エリア内の駅ごとの1日あたりの利用者数を把握し、駅周辺の人流や潜在需要を詳細に分析することができる。これら2つの機能を組み合わせることで、周辺市場の宿泊需要や潜在的なビジネスポテンシャルを効果的に捉え、ターゲットを絞った法人営業やマーケティング戦略を立案する際に役立てることができる。
これらの機能は、『メトロエンジン リサーチデータプラン』のサイドメニュー内「住所・駅・場所から探す」から指定地点を入力し、「こだわり条件」ボタンから選択することで利用可能である。なお、企業情報は2023年時点のデータ、駅の乗降客数は2020年から2022年のデータを反映しており、今後もデータの更新が予定されている。
メトロエンジンは、ビッグデータや人工知能を活用し、宿泊施設のレベニューマネジメントを支援しており、現在では多くのホテルチェーンに導入されている。今回の新機能追加により、さらに精度の高い市場分析が可能となり、宿泊業界全体の競争力向上に寄与することが期待される。