12月21日、新潟市の老舗ホテル「ホテルオークラ新潟」の土地と建物が、「日生ホールディングス」に売却されたと発表された。
ホテルオークラ新潟が営業している場所は、新潟市中央区の万代島～古町エリア。近隣には40近くのホテルが集結し、総客室数は約6000にものぼる激戦区だ。昨今ではコロナ禍によるホテル業界の業績悪化も相まって、生存競争がさらに激化していた。
ホテルオークラ新潟は1978年に開業し、40年以上の歴史を誇る。建物は老朽化が進んでいるが、客室の稼働率低下とイベント自粛の影響により、改善費用の捻出が困難と判断しての今回の売却とみられている。売却額や契約の内容については現時点で明かされていないが、ホテルの経営は今後も続ける方針だという。
●ホテルオークラ新潟
地上15階。地下1階。客室数265室を誇る新潟市中心部で最大規模のホテル。1978年創業。本格的な国際ホテルとして市内外から宿泊客が訪れる。
所在地：〒951-8053 新潟県新潟市中央区川端町6-53