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ホテルオークラ神戸、「Sakura Quality An ESG Practice」で4御衣黄ザクラを取得

(出典:株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント

ホテルオークラ神戸は、SDGsを実践する宿泊施設を認定する「Sakura Quality An ESG Practice」において、5段階評価のうち4番目となる「4御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」を2025年5月29日付で取得した。

「Sakura Quality An ESG Practice」は、米国のグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)に基準が承認された、日本発の宿泊施設向けESG認証である。地域社会との関係構築、文化の保全、環境への配慮といった日々のSDGs活動の維持・向上を目的とし、現地調査および独立した第三者機関による審査を通じて評価が行われる。

ホテルオークラ神戸は2024年1月26日に「3御衣黄ザクラ(Restorative/環境修復貢献施設)」を取得していたが、今回の更新調査において評価が高まり、「4御衣黄ザクラ(Regenerative)」に認定された。「4御衣黄ザクラ(Regenerative)」は、「顧客が増えるほど、地域環境をより良くする施設」に対して与えられる評価である。

同ホテルは、オークラ ニッコーホテルズのSDGs方針に基づき、「人とコミュニティと環境の和を結ぶ」をテーマとして活動を進めている。「親切と和」を企業理念に据え、ホテルの公共性を認識した上で、環境との調和、地域社会との共生、文化振興に取り組んでおり、これらの活動は「地域から愛されるホテル」の実現と持続可能な社会の形成に資するものと位置付けている。

地域との共生に関する具体的な取り組みとしては、メリケンパークでの清掃活動のほか、災害時に帰宅困難者を一時的に受け入れる協定の締結、南京町春節祭や花火大会、神戸ルミナリエなど地域イベントへの参加や協力が挙げられる。加えて、トライやるウィークでの学生受け入れ、神戸市内小学校の副読本への協力、就労支援商品の販売など教育・福祉分野にも関与している。

環境負荷の軽減に向けた取り組みにも注力しており、フードロスやプラスチック削減への取り組み、館内照明のLED化を実施するほか、環境配慮型製品の導入やエコ宿泊プランの提供といった施策を展開している。

人を思う取り組みとしては、福利厚生とコンプライアンス遵守を基盤に、ひょうご・こうべ女性活躍推進企業(ミモザ企業)としての認定やジェンダーレスユニフォームの導入などダイバーシティ推進に取り組んでいる。また、障がい者雇用、インターンの受け入れ、バリアフリー対応、「ユニバーサルなお宿」制度への登録といった共生社会の形成に向けた活動も実施している。さらに、チャリティフェアの開催、神戸7ホテルと共催イベントの実施、災害時における募金活動など、寄付や募金活動にも積極的に参加している。

安全と安心への分野においても、HACCPの導入、防火・防災優良事業所の認定、まちかど救急ステーションの設置、アレルギー対策などに取り組んでおり、宿泊施設品質認証制度「サクラクオリティ」への登録も行っている。

ホテルオークラ神戸は、グループとして取り組むSDGs活動の主要な4領域において、これらの取り組みを持続的に推進することで、ホテル・観光事業に携わる企業としての社会的責任を果たしていく方針である。

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