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ホテルオークラ福岡、「サクラクオリティグリーン」認証で一段階上の4御衣黄ザクラを取得

(出典:株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント

ホテルオークラ福岡は、SDGsに関する取り組みを認証する制度「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティグリーン)」において、更新調査の結果、2025年5月22日付で「4御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」の認証を受けた。

同制度は、株式会社サクラクオリティマネジメント観光品質認証室が運営する、SDGsの視点に特化した宿泊施設の品質認証制度である。持続可能な旅行と観光のグローバルスタンダードを管理する米国のグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会より承認を受けた国際基準であり、環境や地域への配慮、持続可能な企業統治といった観点から、172項目にわたる評価が行われる。

ホテルオークラ福岡は、2023年6月2日に同制度における5段階評価のうち「3御衣黄ザクラ(Restorative/環境修復貢献施設)」を取得していたが、今回の更新調査により、より上位にあたる「4御衣黄ザクラ(Regenerative/顧客が増える程、地域環境をより良くする施設)」への評価がなされた。

これまで同ホテルでは、紙ストローの導入を皮切りに、プラスチック製品の使用削減にいち早く取り組んできた。加えて、プラスチックごみ削減に向けた製品の見直しや再生素材の活用など、環境と顧客の双方に配慮したホテル運営を継続してきた。今回の認証取得により、日々取り組んでいるSDGs活動の水準を維持・向上させるとともに、地域環境の改善に貢献する施設としての姿勢を利用者に対して示すことが可能となった。

同ホテルにおける主なSDGs分野の取り組みとして、地産地消を含む地域との連携、フードロスの削減、資源の再利用とエネルギー効率の向上が挙げられる。具体的には、近隣の陸や海で採れる旬の食材を積極的に活用し、地域社会と連携して共通の課題に取り組んでいる。また、調理の段階から計画的な生産を行うことで食品廃棄物の発生を抑えている。さらに、生ごみやプラスチックのリサイクル、設備の更新によるクリーンエネルギーの利用促進などを進めている。

今後もホテルオークラ福岡は、宿泊、レストラン、宴会といった各事業を通じて、地域社会との共生および環境に配慮した運営を継続していく方針である。

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