株式会社ズイカインターナショナルが運営するホテルグランフェニックス奥志賀では、2025年夏シーズンから環境配慮型の取り組みを本格的に推進している。上信越高原国立公園の特別地域に位置する同ホテルは、自然環境との共生を重視し、宿泊者に持続可能な旅の選択肢を提供することを目的としている。
具体的な施策として、今シーズンより、ホテルでは再生可能エネルギー由来の電力を導入している。これは、非化石電源による発電の環境価値を証書化した「非化石証書」を活用することで実現したものである。これにより、CO2排出量の削減を図り、持続可能な社会の構築に寄与している。また、ヒートポンプ式ボイラーを導入し、空気や地中の熱エネルギーを活用することで、効率的な蒸気生成を実現し、環境負荷の低減に取り組んでいる。
(出典:株式会社ズイカインターナショナル)
加えて、EVカーシェアサービスの導入や、Audiデスティネーションチャージャーの設置も進められており、電気自動車利用者の利便性を高めている。これにより、滞在中の移動においてもサステナブルな選択肢が提供されている。温泉設備においても環境への配慮が見られ、オーストリアの自然鉱泉を使用した空中露天風呂では、排水による自然環境への影響を抑えながら、快適な入浴体験を提供している。アメニティについても、リサイクル可能な素材を使用するなど、廃棄物の削減に取り組んでいる。これらの活動は、同ホテルが登録している長野県SDGs推進企業登録制度の方針にも合致しており、地域とともにサステナビリティを推進している。
(出典:株式会社ズイカインターナショナル)
ホテルグランフェニックス奥志賀は、標高1,500mに位置する自然豊かな高原リゾートである。冬季は豊富な天然雪に恵まれたゲレンデに囲まれ、夏季は冷涼な気候を活かした避暑地として利用されている。客室は全35室で、スタンダードでも42㎡と広く、温水プールやサウナ、空中露天風呂などの施設も充実している。
(出典:株式会社ズイカインターナショナル)
さらに、イタリアン、和食、中華の3つの専門レストランを備えており、料理においても滞在客の満足度を高めている。同ホテルでは、「あなたと地球の“健康”応援団!!」を掲げ、自然と調和したリゾート体験の提供を目指している。環境に優しい素材を使用した自社ブランド「ZUICA」の展開もその一環であり、サステナブルな旅の在り方を体現している。