ホテルフロンティアいわき(福島県いわき市)に、スポーツなどを体験できる「@G」という客室を新たにオープンした。
対象客室には、eスポーツなどのゲームのほか、動画編集などビジネス利用もできるパソコンが置かれる。具体的なスペックは以下の通り。
- GALLERIA XA7R-R37
- CPU:Ryzen 7 3700X
- メモリ:16GB DDR4 SDRAM
- ストレージ:Intel 1TB NVMe SSD
- GPU:RTX3070
話題に上っている基本無料のシューティングゲームはダウンロードされている。なお、steam、EPIC、ORIGINなどでプレイしたい場合は、外付けHDDorSSDを利用者自身で用意して、インストール済みのものを持参すればすぐに遊ぶことができる。漫画喫茶と違い個室のため、オンラインゲームなどで声を出してプレイすることもできる。
客室には、その他の付属品としてRazer製のマウス・ヘッドセット・キーボード、Contieaks製のデスク・チェアが用意される。マウスやヘッドセット、キーボードについては、持ち込みも可能。
なお、当客室を利用する際は、セキュリティ対策のため、チェックイン時に身分証明書のコピー及び約款へのサインが求められる。
この「eスポーツルーム」は、新型コロナウイルスの影響によって生まれた空室を有効活用し、社会貢献の一助となるようにという思いから生まれた。同ホテルの運営元である「株式会社アセンと」が本拠地を置く静岡県にある浜松学芸高校eスポーツ部及び美術コースの学生と複数回打ち合わせを重ね、若い世代でも利用しやすい空間やPC機器、設置レイアウトといったリアルな意見を反映している。
このように、ゲーミングPCが設置された宿泊施設やカフェ、eスポーツジムなどは、東京・大阪・名古屋など大都市圏には既に多く存在する。しかし、地方都市にはほとんどないのが現状だという。この客室の誕生をきっかけに、今後は地方においても高スペックPCを楽しめる施設が増えてくるかもしれない。