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星のや竹富島、海水の淡水化による飲料水の自給を開始 

沖縄県 竹富島にある滞在型リゾート「星のや竹富島」がことし2月13日より、海水を淡水化することによる飲料水の自給を開始した。「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」で海水を汲み上げて淡水化し、飲料水として提供する。

島と共生するリゾートである 星のや竹富島 はこれまで、島の環境保全や、課題解決に向けて熱心に取り組んできた。現代では幅広い用途で利用されているペットボトルであるが、その便利さの一方で大量のゴミは世界中で問題となっている。星のや竹富島が所在する竹富島でも、海岸の漂流ごみや集落内のポイ捨てによるペットボトルの処理問題が島の抱える大きな問題の1つだという。尚且つ現在、竹富島の生活用水をまかなう水質源は限りがある状態だ。1日に使用できる水の量が限られているなか、ペットボトルフリーに取り組むにあたり、必要になる飲料水用の水量を海水淡水化装置によって自給する。これに伴い、星のや竹富島は客室でのペットボトル入りミネラルウォーターの提供を廃止する。

導入する「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」の特徴は、太陽光発電とヒートポンプの一体化だ。災害時は自立稼働が可能であるほか、二酸化炭素の放出を削減する。星のや竹富島はペットボトルの利用とプラスチックごみ削減を促進するだけではなく、今後も島と共生するリゾートとして、竹富島の自然環境保全に努め、環境負荷を低減するサステイナブルな活動を行っていくとしている。
「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」は、ゼネラルヒートポンプ工業株式会社株式会社エナジア®が、施設への導入に合わせて開発した製品であり、現在特許を出願中だという。

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