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北海道のホテルで地域観光振興券の盗難 71歳の従業員を逮捕

北海道のホテルで、宿泊客の所持していた地域観光振興券1万円相当を盗んだとして、従業員の男が逮捕された。

事件が起こったのは、北海道美瑛町のホテル。窃盗の容疑で逮捕されたのは71歳の従業員の男だった。

北海道・朝日川東警察署によると、8月15日、男性宿泊客が地域観光振興券「すきですびえい商品券」4冊1万円分が部屋からなくなっていることに気づき、警察に通報。捜査上で同ホテルに勤める従業員が浮上し、逮捕に踏み切った。男は容疑を否認しているという。

盗まれた商品券は、地域独自の観光需要支援策として、町が配布していたもの。2,500円分が使える商品券を2,000円で販売し、新型コロナウイルスにより低迷している地域経済の復興につなげることが狙いだった。キャンペーン自体は好評で、10月18日に完売で終了している。

「GoToトラベル」事業の地域共通クーポンのほか、コロナ禍における観光業界支援策として、複数の地方自治体で独自のプレミアム付商品券が販売中だ。それらはあくまで旅行者の利用を企図したものであり、第三者への転売、譲渡、および換金は基本的に禁じられている。

また、偽造防止対策として通し番号、ホログラム加工などは行われているものの、「盗難・紛失・滅失または偽造・変造・模造等」に対して発行者は責任を負わないと規約に明示しているところは多い。そのため、取扱業者と利用者の双方が自主的に管理を徹底していく必要がある。

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