ハワイ州観光局は5月11日、2021年に入ってから観光客のハワイ滞在日数が長期化する傾向を受け、公式ポータルサイト「allhawaii」内のハワイ業界サイト「メディア」に、ホテルの長期滞在プランの一覧を公開した。「メディア」は業界サイトではあるが、一般の方も閲覧可能だ。ホテルの長期滞在プランは随時、最新情報に更新される。
2021年5月現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ハワイと日本を結ぶ航空会社の定期便は減便されており、また日本帰国時には14日間の自主待機が要請されるなど、日本とハワイの往来は以前と比べて活発ではない。ハワイ観光データによると、日本からハワイへの渡航者は 2021年1月は1,165人(前年同月比99.1%減)と激減したものの、平均滞在日数は 前年同月の5.97日から20.25日と大幅に伸びるなど、長期滞在者の増加が顕著となった。また2月の数字は、日本からハワイへの渡航者数は695人(前年同月比99.4%減)、平均滞在日数は17.35日(前年同月5.64日)だった。3月の平均滞在日数は16.7日(前年同月は6.23日)と、引き続き滞在日数が長い傾向がみられている。
感染拡大を防ぐために導入されたテレワークなど働き方が多様化するなか、リモートワークで働きながら仕事をする「ワーケーション」が様々なところで提唱されている。
Alohilani Resort Waikiki Beach(アロヒラニ・リゾート・ワイキキ・ビーチ)や、Outrigger Waikiki Beach Resort(アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート)、Prince Waikiki(プリンス・ワイキキ)など、ハワイのリゾートホテルでは、長期滞在者が対象の駐車料金やアメニティーフィーなどの割引特典などが付加した長期滞在プランが用意されており、ワーケーションにも活用できるプランとなっている。