株式会社阪急阪神ホテルズ は、同社が経営する7施設の営業を一時的に停止すると26日、発表した。政府により4月25日より発令された 緊急事態宣言 を受け、新型コロナウイルスの感染拡大を抑止する観点での措置だ。
営業停止となる各ホテルは、4月29日から5月31日までの期間、宿泊営業を停止。近隣の阪急阪神ホテルズ直営ホテルへと営業を集約する。 すでに休業対象のホテルに予約をしている場合は、近隣の阪急阪神ホテルズ直営ホテルが代替として案内されるという。
営業停止となる対象ホテルは 第一ホテルアネックス (東京都千代田区)、レム東京京橋 (東京都中央区)、レム秋葉原 (東京都千代田区)、大阪新阪急ホテル (大阪市北区)、新阪急ホテルアネックス (大阪市北区)、梅田OSホテル (大阪市北区)、 ホテル阪神アネックス大阪 (大阪市福島区)の合計7ホテル。
上記のホテルに替わり案内されるホテルは、 第一ホテル東京 (東京都港区)、レムプラス銀座 (東京都中央区)、 レム日比谷 (東京都千代田区)、 レム六本木 (東京都港区)、ホテル阪急レスパイア大阪 (大阪市北区) ホテル阪神大阪 (大阪市)となる。
また同社の直営レストランは、原則として4月27日から5月11日の期間、宿泊営業を継続するホテルの朝食営業以外は休業する。
菅義偉首相が新型コロナウイルス感染症感染拡大予防対策として、三回目となる緊急事態宣言を発令したのは23日。ゴールデンウィークを目前に控え、様々な業態の事業者や旅行客は急な決断を迫られることとなった。株式会社阪急阪神ホテルズのほかにも、営業休止を決めた商業施設や、営業は続けるものの、アルコール類の提供は取りやめた飲食店などが多数ある。各事業者が新型コロナウイルスによる混乱を乗り越えるために、行政による迅速なサポートと、適切な官民連携が望まれる。