株式会社グリーンズは、2024年8月2日に秋田県秋田市と「災害時等における宿泊施設の提供に関する協定」を締結した。この協定に基づき、災害時には株式会社グリーンズが運営する「コンフォートホテル秋田」が要配慮者等の宿泊施設として提供されることとなる。これにより、同社が締結した災害協定は全国で23件目となった。
秋田市において地震や風水害などの災害が発生した場合、またはその恐れがある場合には、市の要請に基づき、「コンフォートホテル秋田」が要配慮者の避難先として提供される。この協定に関して、秋田市長の穂積志氏は、近年、豪雨などの自然災害が激甚化・頻発化していることを背景に、本協定により災害時の要配慮者に対する迅速かつ適切な支援が可能となることを強調し、秋田市民が安心して過ごせるスペースの提供が重要であると述べた。
また、株式会社グリーンズの代表取締役社長である村木雄哉氏は、同社が地域社会の一員として災害時に宿泊施設を提供することで、安心で安全なまちづくりに貢献することを表明した。今後も全国の地域と連携し、災害協定の締結を推進していく意向を示している。
株式会社グリーンズは、日本全国で117ホテルを運営しており、2030年の未来を見据えた経営ビジョン「TRY!NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出そう~」を掲げている。また、同社は2030年CSR宣言として「環境にも人にも優しいホスピタリティあふれる企業」を策定している。今回の取り組みはCSR活動の一環として「コミュニティ支援」を推進するものであり、持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」と目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現を目指している。今後も24時間365日営業するホテルの特性を活かし、地域社会への貢献と関係強化を図り、安心して住み続けられるまちづくりに取り組む予定だ。
株式会社グリーンズは、45ヵ国以上に7,400軒以上のホテルを展開する「チョイスブランド」と60年以上のホテル運営の実績を持つ「オリジナルブランド」のシナジーを活かし、中間料金帯のグローバルブランドホテルチェーンとして全国展開に成功している。同社は経営ビジョン「TRY!NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出そう~」を掲げ、地域社会への貢献を企業目的の一つとし、地域に密着した社会貢献活動や環境活動を通じて、企業の社会的責任を果たすべく取り組んでいる。グリーンズグループはこれまで培った地域社会における信頼をさらに盤石なものとするため、引き続きCSR活動に真摯に取り組み、SDGsの実現にも寄与していく方針である。