サイトアイコン HotelBank (ホテルバンク)

加速するGoogleホテル広告からの直接集客、最新の動向は?

Googleが提供する、Googleホテル広告の展開が拡大、利用者数も年々右肩上がりで増加。宿泊業界において集客に欠かせない流入チャネルとなってきている。新型コロナの影響で宿泊業界は厳しい環境にあるが、有効に活用することで、コロナ後の売上回復の手助けとなりそうだ。

Googleホテル広告とは?

Googleホテル広告とは、Googleのプラットホーム上で、ホテルの部屋の空き状況や料金を表示することができる世界最大のメタサーチ。ユーザーは検索やGoogleマップからホテルの空き状況や料金情報などを閲覧、比較することができ、さらに各予約サイトに遷移して予約までできる。料金が表示される仕組みとしては、クリック課金型のPPC広告となっており、各OTAや公式サイトが入札するオークション制。

現在はユーザーがクリックすると各OTAや公式サイトへ遷移するようになっているが、今後はサイト遷移なしで予約まで完結できる「Book On Google」も近々日本でリリースされる予定だ。

Googleホテル広告の躍進

Googleホテル広告を含むメタサーチの分野はここ数年、宿泊業界で存在感が増してきており、実際に宿泊者の73%がメタサーチを頻繁に利用するというデータもある。利用者は比較的若い世代が多いと思われがちだが、世代による利用者数の割合に大きな差はなく、全世代に浸透していることがわかる。

近年、Googleホテル広告は広告支出を大幅に増やしており、3年前まで7割近くを占めていたTrivagoやTripAdvisorといった大手メタサーチのシェアを現在は逆転する形となっている。この傾向は更に進んでいくと思われ、既にTrivagoやTripAdvisorでさえもGoogleホテル広告への掲載を開始している。

広告支出の増加に伴い、実際のユーザーの利用数も増加しており、世界におけるGoogleホテル広告のクリック数は過去5年で年平均成長率80%となっている。

今後は海外の一部でサービスの開始が始まっている「Book On Google」の日本でのリリースも控えており、よりGoogleホテル広告の利用者数増加が予想される。

Googleホテル広告を導入するメリットは?

Googleホテル広告に特化した予約エンジン「メトロブッキング」を提供するメトロエンジン株式会社によると、昨年の秋に同サービスを開始して以来、順調に導入施設数が増えているという。

2020年5月1日の時点で、同社で導入を決めた施設数は大手ホテルチェーンを含め500以上となる。昨今の新型コロナウイルスの影響がある中でも導入施設が増えている要因として、既存のOTAに比べてコストを抑えられることや、月10億人以上が利用するGoogleのユーザーへ直接リーチできること、経済活動再開に伴う需要回復を見据えて今から準備を行い、売り上げ回復につなげたいなどの声があげられたという。

またGoogleホテル広告はモバイルとの親和性が高く、今やモバイルからの検索や予約が当たり前となっているので、ユーザーへのリーチに期待できる点もメリットと言えるだろう。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言により、宿泊業界は休業や縮小営業などで厳しい状況にあるが、中国や韓国、ドイツ、フランスなどでは外出禁止の緩和や経済活動の再開が徐々に始まっており、日本に関しても段階を踏んだ自粛要請の緩和が予想される。

コロナ後を見据えて今から新しい取り組みや投資などを進めていく必要があるだろう。

現在、メトロエンジンでは小規模宿泊施設向け新型コロナウィルス対策応援キャンペーンを行なっている。通常、月額2.5万円〜の利用代金が1万円、初期費用は無料でGoogleホテル広告が利用可能となる。

キャンペーン及びメトロブッキングの詳細については以下のリンクを参照。

・新型コロナウィルス対策応援キャンペーン

・メトロブッキング

【合わせて読みたい】

メトロエンジンがGoogle Hotel Adsに掲載が可能になる予約エンジンの提供を開始、各地でセミナー開催へ

モバイルバージョンを終了