Hotels.comは、世界15地域にわたる提携ホテルから400軒以上の回答を集めた毎年恒例の「Hotel Room Innsights – ホテルに関する国際調査」を実施した。この調査では、宿泊者の忘れ物や風変わりなリクエスト、ホテルの特典などについて取り上げている。
まず、ホテルでの忘れ物に関しては、世界のホテルの35%が忘れ物があると回答しており、日本では57%が「忘れ物がある」と回答している。これは世界の平均よりも多い割合となる。特によく見られる忘れ物は、「充電器やモバイルバッテリー」が72%、次いで「汚れた洗濯物」が36%、「アダプター」が30%という結果である。また、世界のホテルで今までにあった「変わった忘れ物」には高級腕時計やバック、鳥やトカゲ等のペット、両足のギプス、炊飯器、車のタイヤなどが挙げられた。
高価なものから必需品、説明のつかないものなど世界では多くの忘れ物があることが分かる。一方、必要なものを旅行に持ってくるのを忘れてしまう宿泊者も存在する。世界のホテルでは、旅行に必要なものを持ってくるのを忘れてしまった宿泊者をサポートするため柔軟に対応している。例えばメキシコのヴァイスロイ リビエラ マヤには石鹸コンシェルジュがおり、様々な香りのオーガニック石鹸をゲストにプレゼントしているため、自宅から持参する必要がない。また、アメリカのキンプトン ヴロ ビーチ ホテル & スパ IHG ホテルでは、忘れ物をした際に足りないものをホテルが用意してくれるプログラムを導入し、忘れ物でなくても、現地の人気ブランドのサングラスやハンドバッグなどのアクセサリーを検索し、それらをレンタルすることもできるサービスを提供している。
ルームサービスに関する調査でも、変わったリクエストが数多く寄せられている。例えば、子供のためにバスタブにミネラルウォーターを張ってほしいという依頼や、ペットのためのアレルギー対応メニューの提供、黒焦げのトーストの注文、2kgのバナナの注文など、通常のサービスでは考えられないようなリクエストがある。このような変わった要望にも柔軟に対応するため、日本のW大阪では「いつでも、どんなことでも」ボタンを設置し、時間と内容を問わずリクエストを受けている。
さらに、ホテル滞在を楽しむためのアドバイスや隠れた特典についても調査が行われた。滞在を最大限に楽しむためには、オフシーズンに予約をすることを推奨する施設が51%を占めた。また、エレベーターや階段から離れた客室をリクエストすることも、落ち着いた滞在を楽しむための重要なポイントであるという回答も多かった。
また、ホテルでの滞在をさらに楽しめる施設やサービスを用意している施設も存在する。日本のホテル ニュー オータニ東京 ザ・メインでは、400 年もの歴史を持つ日本庭園を散策することができる。またアメリカ・テキサスのフォー シーズンズ ホテル オースティンでは、ギターコンシェルジュがお客様のためにプレミアムなギターを手配するサービスが行われている。アメリカ・オレゴンのセンティネル ホテルではペットのための鍼師や、一流トリマーの紹介など、ペットに寄り添ったサービスを提供するなど、通常の滞在では体験できない特別なサービスを提供している。
この調査は、Hotels.comが15地域の提携ホテルにアンケートを実施し、400件以上の回答を基にまとめられたものである。Hotels.comでは世界中の10万件ものホテルを取り扱っており、宿泊者にぴったりのホテルが簡単に見つかる。実際に宿泊した利用者による 2,500 万件以上の口コミや、7,000 万回のダウンロード数を誇るアプリを利用して、理想通りの宿泊施設を予約することができる。
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