株式会社ファーストキャビンHDが、不動産テックを活用して新築投資用IoTレジデンスの企画開発を行う株式会社タスキと資本業務提携契約を締結した。両社のコンパクトな空間活用のデータやノウハウを活かし、テクノロジーを利用したスマートな空間の提供に向け協業していく。
飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテル事業を展開するファーストキャビン社は、羽田空港や関西空港などの大型施設内にフランチャイズ含め15店舗を展開している。「カプセルホテルでもなく、ビジネスホテルでもない」という独自の新たなホテル形態により、会員数は320万人以上を誇る。一部の店舗ではラウンジにコワーキングスペースを設けるなど、時代に合わせた空間活用に取り組みながら、グローバル展開を目指しているという。
一方、革新的なイノベーションで社会のハブになることを企業理念に掲げるタスキは、新築投資用IoTレジデンス「タスキsmart」の企画開発など、不動産テック領域で事業を展開してきた。
それぞれ駅徒歩5分以内という好立地に、テクノロジーを活用したコンパクトな空間を顧客に提供してきたファーストキャビンとタスキが、互いの空間活用のデータとノウハウを組み合わせ、さらに両事業を展開させていきたいとしている。
タスキはファーストキャビン社に対し、これまでタスキが培ってきた IoTソリューションやホテルの企画開発、コンサルティング、不動産DX推進、また AIソリューションのノウハウに基づき、スマートホテル開発を支援していく。IoTソリューションを活かしたスマートホテルにより、宿泊者のためにパーソナライズされた空間や、非接触による安心・安全な滞在が実現し、またファーストキャビンでは、人件費の削減や人手不足の解消による収益向上が見込めまれる。