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福岡の廃業したホテルで火事

11 月 3 日未明、福岡県宗像市の廃業したホテルで火事があった。現場は肝試しのスポットとして利用されており、警察は不審火として調べているという。九州朝日放送などが報じた。

この火事で、4階建の廃業ホテルの2室が焼けたという。警察や消防によると 3 日未明、宗像市神湊で「炎と白い煙が見える」と通行人の男性から通報があった。けが人はいない。

全国にある廃墟ホテルはその利用価値が低下しており、朽ちていくのを待つ物件が年々増加している現状だ。動画の撮影に無許可で立ち入られたり、今回のような不審火につながるケースなどが懸念されてきた。

ホテルの運営管理およびコンサルティング業を展開している、株式会社GG.PRO(大阪市西区)は、ことし 7 月、廃業したホテルを使った新感覚の逃亡型のホラーイベント「きもだメッセ 神戸」を神戸市北区にて開催した。昨年夏、滋賀県彦根市の廃ホテルで初開催となった「きもだメッセ」では、リタイアする人が続出するなど、怖いイベントだと SNS などを中心に話題となった。

「きもだメッセ」イベントでは、廃ホテルの再利用にあたり物件オーナーに対しての収益確保や物件を安全に管理できるなどのメリットがあるため、そういった懸念の解決策になることが期待されている。

廃ホテルを無視して放置するのではなく、リユースし、再生させる取り組みが必要だ。

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