株式会社ファンくるは、同社が運営する体験型情報サイト「ファンくる」のユーザーを対象に、家族旅行に関する消費者意識調査を実施した。本調査は、宿泊施設を選ぶ際の決め手や参考情報などについて、1,502名（男性303名、女性1,199名）から回答を得たものである。調査期間は2025年7月2日から7月28日であり、インターネットを通じて実施された。
調査結果によると、家族との旅行において宿泊施設を選ぶ際に最も参考にされる情報は「旅行サイトの口コミ」であり、74％の回答者がこれを挙げた。次いで「SNS（Instagram、TikTokなど）」が33％と続き、オンラインでの他者の体験が意思決定に強く影響していることがうかがえる。
また、価格と立地条件が同じ場合に、ホテル選びの決め手となるサービスについて尋ねたところ、「客室の快適さ（広さ・ベッド・清潔感など）」が44％で最も多かった。これに続き、「レストランの充実（夕食・朝食・バイキングなど）」が21％、「大浴場・温泉」が17％という結果となり、宿泊中の快適さや食の充実度が重要な要素として重視されていることが明らかになった。
さらに、子ども向けのアクティビティや遊び場の有無が宿泊施設の選定に与える影響についての設問では、「とても影響する」と回答した人が25％、「多少影響する」とした人が41％となり、合計で66％の回答者がこの点を判断基準としていることが判明した。家族旅行においては、子どもが楽しめる設備の有無が施設選びに大きく関わっている。
今回の調査は、上記以外にも恋人との旅行に関する宿泊施設選びや、決め手となる要素など、全36問にわたる詳細な設問を含んで実施された。
株式会社ファンくる（Fancrew Inc.）調べ（ https://www.fancrew.jp ）