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ドーミーイン松本で中学生が職業体験:“働く意義”と“地域愛”を育む2日間

株式会社共立メンテナンスは、2025年7月16日(水)から17日(木)の2日間、松本市立信明中学校の生徒を対象に、同社が運営するビジネスホテル「ドーミーイン松本」にて職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE(ドミニスタ・チャレンジ)」を実施する。本プログラムは、働く意義や地域への愛着を育むことを目的としており、共立メンテナンスでは2019年より全国のホテルで中高生の受け入れを行ってきた。

(出典:株式会社共立メンテナンス

「DOMINISTA CHALLENGE」は、フロントでの接客対応、客室清掃、大浴場の開業準備、レストランでの試食やオムレツ作りなどを通して、子どもたちがホテル業務の裏側に触れる機会を提供するものである。仕事を通じて誰かの役に立つ経験や、スタッフ同士の協力の大切さを体感することで、職業観の形成や地域への愛着の醸成を図っている。また、ホテルという多文化と接する現場での体験は、「多文化共生」への理解を深める学びにもつながる。

今回のプログラムでは、まず業界やホテル業務の概要について座学で説明した後、実際のフロント業務や施設管理を体験し、レストランでは朝食の試食と調理を行う予定である。職業体験の目的は、働くうえで必要となる姿勢や視点を身につけ、進路選択の一助とすることである。これまでに甲信越エリアの6校からのべ10名の生徒が参加しており、キャリア教育の一環として継続的に実施されている。

松本市立信明中学校の担当者は、実際の現場での体験は将来を考える大きなきっかけとなり、社会の一員としての自覚や責任感を育む貴重な機会であると述べている。ドーミーイン松本の支配人である金子祐誠氏は、生徒がホテルスタッフの思いや準備の過程を知ることで、今後の進路や将来について考える契機となることを期待している。

このプログラムの背景には、社会や経済の変化が著しい現代において、“働くこと”の意味ややりがいを体感するキャリア教育の重要性がある。人口減少が進行する中で、地域に対する愛着を持ち、地域課題に自ら取り組む人材の育成が求められている。共立メンテナンスでは、今後も「DOMINISTA CHALLENGE」を通じて、子どもたちが働く喜びや人への思いやりを学び、地域社会の将来を主体的に考える力を育む機会の提供に努めていく方針である。

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