株式会社グリーンズは、2024年3月11日に山形市と災害時における宿泊施設の提供に関する協定を締結した。この協定により、地震や風水害などの災害発生時には、同社が運営するコンフォートホテル山形を市の要請に応じて、高齢者などの要配慮者の避難場所として提供する。株式会社グリーンズは、全国8自治体と同様の協定を結び、災害発生時の支援を含め、現在17の自治体との協定を有している。
グリーンズグループは、2024年3月現在、日本全国で98のホテルを運営しており、2030年に向けた経営ビジョン「TRY!NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出そう~」とともに、CSR宣言を策定。これは、環境にも人にも優しいホスピタリティを提供する企業を目指すというものだ。今回の協定締結は、コミュニティ支援を重点領域として、SDGsの目標11(住み続けられるまちづくりを)、目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)の実現を目指すCSR推進の一環である。24時間365日営業するホテルの特性を活かし、地域社会への貢献と関係強化に努める。
さらに、名和プラザホテル(愛知県東海市)、コンフォートイン鹿島(茨城県神栖市)、コンフォートホテル伊勢(三重県伊勢市)を含む、各地の自治体とも災害時の協力協定を締結しており、地域ニーズに応じた様々な形での支援を提供している。今後も、全店舗展開地域での災害協定の締結を目指し、安心で安全なまちづくりに貢献していく方針である。
株式会社グリーンズは、チョイスブランドとオリジナルブランドのシナジーにより、中間料金帯のグローバルホテルチェーンとして国内で唯一の全国展開を実現している。企業目的の一つとして「地域社会への奉仕と貢献」を掲げ、地域に密着した社会貢献活動や環境活動を行っている。半世紀以上にわたる地域社会との信頼関係をさらに強化し、CSR活動を通じてSDGsの実現に寄与していくことを目指している。