
株式会社おてつたびは、積水ハウスとマリオット・インターナショナルが推進する「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」と連携し、北海道南富良野、岡山蒜山高原、和歌山熊野古道すさみの3施設で「おてつたび」を実施した。本取り組みでは、募集定員の約5倍となる応募があり、参加者の平均満足度は4.6点(5点満点)と高い評価を得た。受け入れ施設からは「意欲的な方が来てくれて本当に助かった」「参加者が休日に地域を周遊し、楽しんでいる姿を見るのも嬉しかった。ぜひまたお願いしたい」といった声が寄せられた。
「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」は、積水ハウスとマリオットが取り組む地方創生事業であり、全国に宿泊特化型ホテルを29施設運営し、「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに地域の魅力を発見する旅を提案している。一方、おてつたびは、人手不足に悩む地域事業者と“働きながら旅を楽しみたい人”をつなぐ人材マッチングサービスである。両者が掲げる「旅を通じて人と地域がつながる世界の実現」という理念が一致し、今回の協働が実現した。
参加者はホテル館内や客室の清掃、ベッドメイク、水回り清掃、接客対応などを行い、休日には周辺観光やグルメを楽しむなど、地域の魅力に触れる時間も過ごした。宿泊はマリオット基準の客室を特別価格で提供し、快適に滞在できる環境が整えられた。実施後のアンケートでは、業務内容だけでなく、地域の方々との交流や周辺観光に対してもバランス良く高い評価が寄せられた。
参加者からは「南富良野の魅力を再発見出来た“おてつたび”でした。素敵なホテル、そんなホテルで働く皆様、新たな出会いにも感謝です」「宿泊施設も新しく、快適に生活することができて良かったです」「周りの自然や熊野古道大辺路に興味がある人には絶好です」といった声があった。
フェアフィールド・バイ・マリオット 北海道南富良野の支配人・松本健氏は、「夕暮れのテラスで次の旅を計画したり、夜明け前に雲海を見に出かけたりと、参加者の方々は思い思いのスタイルでおてつたび生活を満喫していました。今回、繁忙期の人員不足を補うためにおてつたびを利用しましたが、新たな地域ファンの獲得にもつながったと実感しています」と述べている。
株式会社おてつたび代表取締役CEO・永岡里菜氏は、「未知なるニッポンをクエストしようというコンセプトのもと、全国の道の駅をハブにその土地ならではの魅力を巡る旅を提案している『Trip Base 道の駅プロジェクト』とご一緒できたことを大変嬉しく思っております。今後も、同じ志を持つ皆さまと連携を深め、全国により良い事例を広げていければ幸いです」とコメントしている。