全国にビジネスホテル 「ドーミーイン」やリゾートホテル「共立リゾート」を運営する、株式会社共立メンテナンスは、瓊浦高等学校の学生を対象に2024年5月24日にビジネスマナー講習を実施した。同社は「第12回ご当地!絶品うまいもん甲子園」に賛同し、協賛活動の一環としてこの出張授業を行っている。共立メンテナンスは、進学や就職を控えた学生に対し、ホテルスタッフが実践する身だしなみや接客業のビジネスマナーを伝えることで、役立つ情報を提供することを目的とした。
授業では、ホテルでの業務内容や、ホテル業務に求められる資質についても触れ、スタッフの体験談やエピソードを交えながら、ホテルで働く楽しさや魅力、やりがいについて学生たちに紹介した。これにより、学生たちはホテル業界に対する理解を深めることができた。
瓊浦高等学校の職員によれば、この授業はホテル業務の紹介だけでなく、仕事のやりがいや第一印象の重要性についても学べる貴重な機会となったとのことである。特にホテル業・サービス業に興味を持つ生徒にとっては、進路選択の参考になる有意義な時間となった。
共立メンテナンスは、出張授業の他にも、ホテル業界の職業観を育むための講演会や職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE」を実施している。このプログラムでは、ホテルでのフロント受付対応や客室チェックなどの実践的な体験を通じて、学生に学びの場を提供している。
さらに、同社はSDGsで提唱される「質の高い教育をみんなに」を推進し、学生たちの職業観を育むための活動を続けている。今回の出張授業もその一環であり、学生たちにとって実り多い学びの場となった。
共立メンテナンスは1979年に設立され、企業の給食受託業務から事業を開始した。その後、「ヒューマンメンテナンス」の精神を基軸に、学生寮・社員寮「ドーミー」を運営する寮事業や、ビジネスホテル「ドーミーイン」・リゾートホテル「共立リゾート」を運営するホテル事業、高齢者向け住宅「ドーミーシニア」を運営するシニアライフ事業など、幅広い分野で社会に貢献している。
なお、「ご当地!絶品うまいもん甲子園」は、高校生の夢を応援する食の企画であり、将来の農林漁業を担う若者の夢を応援や、農山漁村の6次産業化を通じた地域活性化を目的としている。高校生たちが地域の特産物を活用した料理の日本一を競うこの大会は、今年で13回目を迎え、全国から約80校300チームが参加する一大イベントである。
共立メンテナンスは、これからも教育支援や職業体験プログラムを通じて、学生たちの職業観を育む一翼を担える活動に引き続き取り組んでいく。