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アメニティ・リサイクル協会の水平リサイクルスキームをサムティホテルマネジメントの7施設で採用:廃棄物ゼロへの挑戦

一般社団法人アメニティ・リサイクル協会は、「持続可能、廃棄物ゼロのおもてなし」をテーマに掲げ、宿泊施設向けに環境配慮型アメニティを展開している。同協会が提供するアメニティグッズの水平リサイクルスキームが、サムティホテルマネジメント株式会社が運営する7施設1,076室において採用されることが決定した。これにより、宿泊施設で使用された歯ブラシやヘアブラシを回収し、再生素材として新たな製品に生まれ変わらせる取り組みが実現する。

同協会の水平リサイクルスキームは、使用済みのアメニティグッズが廃棄されることなく再生される仕組みであり、「廃棄物ゼロ」を目指す取り組みとして注目されている。また、新規の化石由来プラスチックの使用量を削減することで、宿泊施設の持続可能な運営を支援するシステムを提供している。採用製品の中でも歯ブラシには再生プラスチック(PP)比率が51%の素材が使用されており、高品質と耐久性を保ちながら環境負荷を大幅に削減している。また、ヘアブラシには再生プラスチック(PP)比率100%の完全リサイクル素材が採用されており、環境配慮型の製品として高く評価されている。

今回のスキームはサムティホテルマネジメントが運営する7施設において導入される。具体的には、東京都中央区のセンターホテル東京、長崎県長崎市のエスペリアホテル長崎、栃木県宇都宮市のホテルサンシャイン宇都宮、福岡県福岡市のエスペリアホテル博多、東京都中央区のエスペリアイン日本橋箱崎、京都府京都市のエスペリアホテル京都、福岡県福岡市のエスペリアホテル福岡中州であり、これらの施設では環境に配慮した持続可能な宿泊体験が提供される予定である。

水平リサイクルとは、使用済みの製品がいったん資源となり、再び同じ製品として生まれ変わるリサイクルシステムのことである。このシステムを通じて、資源の無駄を最小限に抑え、循環型社会の実現に貢献することが期待されている。

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