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愛知で観光誘客地域活動事業が実施 地域の中小企業と連携し再起をはかる

愛知県では、観光誘客地域活動事業の一環として、「愛知のてっぺん茶臼山高原から東三河を応援」キャンペーンが実施される。

新型コロナウイルスでもっとも打撃を受けたといわれる観光業界。不況にあえぐ観光業を支援すべく、国や地方自治体では宿泊料金を割り引くなどの支援を行っている。

愛知県では、観光誘客や地域周遊の事業を地域の観光振興団体に委託し、観光業をはじめとする中小企業の再起をはかる「観光誘客地域活動事業」を実施中だ。

その一環として、豊根村観光協会が企画する「愛知のてっぺん茶臼山高原から東三河を応援」キャンペーンが開始する。

キャンペーンの柱は3本。

1本目は「鍋で笑顔に!茶臼山高原の秋は鍋で地元食材を楽しむ」。東三河の食材を使用した、旬の野菜たっぷりの絶品「秋の鍋」が無料提供される。緑地広場にて各日300食限定。

2本目は「紅葉一番乗り!愛知県で最も早く紅葉を楽しもう」。あざやかな紅葉をのぞむ茶臼山高原に、東三河・三遠南信地域のキッチンカーが大集合。手軽な料理を味わいながらのんびり秋の山々を眺められる。

3本目は 写真で東三河を応援しよう!「撮って東三河応援企画」。茶臼山高原の特設スポットで写真を撮り「♯東三河を応援」のハッシュタグをつけてツイッターに投稿すれば、観光リフト券が割引になる。

上記キャンペーンはいずれも9月19日から11日18日の土・日・祝日に開催。

宿泊料金の割引は旅行者にとって大きな魅力だが、これから観光業界を復興させていくためには、「ここに行きたい」と観光客に訴求させるような旅行プランを打ち出していく必要がある。地域の観光資源を掘り出す愛知の試みは、withコロナの時代における観光業経営の一つのヒントになるだろう。

愛知県ではこのほかにも、観光事業者向けに新型コロナウイルス感染症対策セミナーを開いたり、宿泊施設の安全性を保障する「サクラクオリティ」制度を導入するなど、単なる資金援助にとどまらない観光業支援策を展開している。

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