「じゃらんリサーチセンター」は、旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に調査し公開している。その最新調査結果によれば、国内宿泊旅行について前向きな人は70.9%と、調査開始以来最高の数字である。予定している人も38.5%と、これもまた過去最高を記録している。
(出典:じゃらんリサーチセンター)
旅行に対する気軽さは前年同月比で9.2ポイント改善し、55.5%の人が気軽に旅行できると感じている。夏やお盆の旅行の目的では活発なアクティビティの選択が増え、特に遠方への旅行意向が高まっている。
(出典:じゃらんリサーチセンター)
この調査は新型コロナウイルス感染症が5類に移行された後の2023年5月8日から5月9日にかけて行われた。その結果からは、旅行に関する意識が「Withコロナ」から「Afterコロナ」へと変化していることが見て取れる。
ただし今後は、コロナ禍前に問題となっていたオーバーツーリズム対策や高付加価値化、旅行時期の分散化などの課題に再度取り組む必要があるといえるだろう。