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前橋・白井屋ホテルに特別個室「真茶亭」が完成 現代美術家と建築家が設計

群馬県前橋市の「白井屋ホテル」では、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による新素材研究所に設計を委託した特別個室「真茶亭」が完成した。特別個室としてプライベートの会食や催事などに使用することができる。

「白井屋ホテル」は、暮らす人と訪れる人が集い交流する、アートと食文化の発信の場(デスティネーション)として2020年12月12日に開業した。建物全体の設計を手がけたのは建築家の藤本壮介で、独創性のある建築が目を引く。また、敷地内・各客室には、群馬を拠点に活動する作家の作品のほか、レアンドロ・エルリッヒ、ローレンス・ウィナー、杉本博司、宮島達男や鈴木ヒラクなど、国際的に活躍するアーティストの作品が展示されている。

今回新たなアート空間として誕生したのが、特別個室「真茶亭」である。同施設の奥に佇む茶室の壁の緑色、ホテルの周囲に溢れる自然の緑色に調和しながら、真の抹茶色を体現した土壁の色にちなんでその名称が付けられた。室内にある扁額は、杉本博司が揮毫した。

出典:白井屋ホテル

新素材研究所は、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之が2008年に設立した建築設計事務所。その名称に反して、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を研究しているが、「真茶亭」もあえて扱いが難しい伝統的素材の建築的な可能性を追求した造りになっている。

■「白井屋ホテル」概要

■「真茶亭(まっちゃてい)」 概要

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