保護猫カフェを全国で7店舗運営する株式会社ネコリパブリックと、”猫可”専門の不動産仲介サイト「ネコリパ不動産」運営会社のイノーヴ株式会社は共同運営で、保護猫カフェを併設した宿泊施設「ねこ浴場&ねこ旅籠」を大阪市中央区に2019年12月16日(月)に開業する。
世界初、ねこ様の観察対象として一夜を明かすホテル
出典:ネコリパブリック
ネコリパブリックは2016年から保護猫カフェとして親しまれ多くの卒業猫を送り出した大阪心斎橋「ネコビル」は家賃の値上げにより退去せざるを得なくなった。猫と入居できる店舗物件が限られる中、立ち退き期限ギリギリのタイミングで今回の物件と出会ったとのこと。
移転に伴い、「ネコリパ不動産」を運営するイノーヴと共同で新しい取り組みを模索する中で、「猫に一晩中観察されて眠るホテル」というコンセプトが生まれたという。
同ホテルの立地する心斎橋〜長堀橋エリアは日本人観光客及びインバウンド観光客からの宿泊需要が高く、ユニバーサルスタジオジャパンや、道頓堀への観光拠点として多くのホテル、ホステルが多数存在。
同ホテルは観光に出かける拠点にもなり得る他、宿泊体験そのものにアミューズメント要素を加味し「どこかに行くために泊まるホテル」ではなく、「ホテルそのものが目的地」となる、非日常体験を提案するという。
ねこ浴場&ねこ旅籠を利用することで、その収益が保護猫のごはん代や医療費に役立つ。
顧客にとっても、猫たちにとっても幸せな時間となり、素敵な出会いの生まれる場所になることを願っているという。
出典:ネコリパブリック
【猫浴場&猫旅籠 概要】
所在地:大阪市中央区島之内1丁目14−29
アクセス:大阪メトロ堺筋線・長堀鶴見緑地線「長堀橋駅」徒歩2分
事業主:イノーヴ株式会社
運営:ネコリパブリック株式会社
料金:1名1泊8,900円(税別)2時間の猫カフェ入場が可能な金券(3,000円相当)付き
出典:ネコリパブリック
大阪市中央区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、大阪市中央区には宿泊施設が398、部屋数にして37,201室が提供されている。
新規開業予定は28施設、部屋数にして6,092室が新たに供給される見込み。
激戦地において超ユニークなコンセプトで同ホテルがどのような展開を見せるか注目だ。
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