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KKRとマリオット、日本のユニゾ系14ホテルをFour Points Express by Sheratonブランドに改装

(出典:マリオット・インターナショナル

世界有数の投資会社KKRは、日本国内にあるユニゾホールディングス系列のホテル14軒の買収を完了し、マリオット・インターナショナルと共同で、これらの施設をFour Points Express by Sheratonブランドとしてリブランディングし、改装オープンすることを発表した。この取り組みは、マリオットが価格帯の手ごろなミッドスケールホテル市場に新たに参入することを象徴しており、2023年に発表された同ブランドがアジア太平洋地域で初めて展開されることになる。

改装対象の14軒のホテルは、国内10都市に位置し、観光地として知られる函館、盛岡、宇都宮、横浜、名古屋、金沢、京都、大阪、神戸、博多に分布している。改装は2024年後半に完了する予定で、マリオットとKKRの日本におけるホテルポートフォリオに3,600室以上が新たに加わることとなる。

マリオット・インターナショナルのアジア太平洋地域プレジデントであるラジーブ・メノン氏は、この地域で信頼される価格の手ごろな宿泊施設への需要が増していると指摘し、KKRとの連携により、このニーズに応えることができると述べた。

また、KKRの不動産担当マネージング・ディレクターである工藤健亮氏は、日本の国際および国内観光が新型コロナウイルスの影響から回復している現状を踏まえ、マリオットとの戦略的パートナーシップを通じて、日本国内でフォーポイント・エクスプレス・バイ・シェラトンを展開することに期待を示した。

さらに、このブランドはマリオットの受賞歴のあるロイヤリティ・プログラム、Marriott Bonvoyの対象ホテルとなる。このプログラムを通じて、直接ホテルの予約が可能になることから、利用者にとっても大きなメリットがある。

この取引は、KKRのアジア太平洋地域における不動産戦略の一環であり、日本の不動産市場への影響をさらに強化することにつながる。

KKRはグローバルな投資運用会社であり、オルタナティブ・アセット・マネジメントやキャピタル・マーケッツ、保険ソリューションを提供している。また、マリオット・インターナショナルはアメリカ合衆国メリーランド州に本社を置き、世界141カ国以上で約8,900の施設を運営しており、Marriott Bonvoyなどの旅行プログラムを提供している。

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