JR東日本グループの日本ホテルは、竹芝ウォーターフロント開発計画(「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」、所在地:東京都港区海岸1丁目)に開業を予定する新ホテルブランドの名称とコンセプト、提携するインターナショナルブランドを決定。マリオットと初提携する。
日本ホテルがマリオットと初提携
出典:日本ホテル
2020年以降のインバウンド需要を見越し、さらに国内の顧客からも愛されるホテルを目指し、この度オリジナルブランド「mesm Tokyo, Autograph Collection (メズム東京、オートグラフ コレクション)」を、JR東日本グループが開発する「WATERS takeshiba」内の高層棟に、来春4月に開業する。
同ホテルは、“TOKYO WAVES”をコンセプトに、東京を取り巻く空気感、人々の流れ、伝統と革新の融合、新しい価値基準など、 絶えず変化する東京の“今”に根ざしたサービスやコンテンツを展開することにより、ゲストに新たな発見を提供する、次世代に向けたラグジュアリーなホテル。
ホテルの内装デザインは、国際的に高い評価を獲得しているインテリア建築デザイン会社のウィルソン アソシエイツ社(Wilson Associates)が手掛ける。
同ホテルでは、くつろぎとインスピレーションが同居するオリジナルなホテル体験の提供だけでなく、壮観な東京ベイエリアや歴史ある浜離宮恩賜庭園といった美しい眺望、そして五感に心地よい刺激を与えるアートや音楽といった、豊かな地域資源と芸術の一体感を生かし、都会のエネルギーとクリエイティビティーが出会う洗練された国際的なホテルとなることを目指すという。
さらに、同ホテルでは、五感を魅了する体験を提供するにあたり、嗅覚、触覚に訴えるオリジナルバスアメニティを株式会社バルクオムによるプロデュース、味覚と嗅覚に訴えるドリンクとして猿田彦珈琲株式会社といった企業と、JAPAN QUALITYにこだわったコラボレーションを予定する。
オートグラフ コレクション・ホテル
またこの度、日本ホテルはマリオット・インターナショナルと提携し、個性あふれる独立系ホテルからなる「オートグラフ コレクション・ホテル」に日本のホテルとして2軒目、アジア太平洋地域においては9軒目のホテルとして加盟する。
日本ホテル株式会社 代表取締役社長の里見雅行氏は以下のコメントを寄せた。
「JR東日本ホテルズは、100年を超える歴史を持つ東京ステーションホテルをはじめとして、各ホテルがその土地の魅力をお客さまに体感していただくことを大切にしています。東京のウォーターフロントは、利便性に優れながらも未知の息吹に満ちており、特に「WATERS takeshiba」は、文化・芸術を核としたまちとして完成されます。
JR東日本ホテルズのフラッグシップ会社である日本ホテル株式会社が、世界中で最高級の体験を提供しているマリオット・インターナショナル社と提携してここでホテルを開業できることを、非常に喜ばしく思います。私たちはmesm Tokyoにおいて、世界最高レベルの調理スタッフを含め多様な経験を積んだ人財が心の込もった空間をご提供し、お客さまに最高のひとときをお過ごしいただきたいと考えています。」
マリオット・インターナショナル アジア太平洋地域 最高開発責任者 ポール・フォスキー氏は以下の通り述べた。
「オートグラフ コレクションは、旅をする時に独立系のホテルを好み、ダイニングからデザインに至るまで個人的な体験を求める旅行者の皆様の需要にお応えする形で成長を続けています。隅々にまで気を配り、パーソナルなゲスト体験を厳選してお届けし、コレクションに加えるのにこれ以上はないほどふさわしいmesm Tokyoを、進化し続ける都市・東京にオートグラフ コレクションの2軒目のホテルとしてご紹介できることを大変うれしく思います。」
出典:日本ホテル
【同ホテル 概要】
所在地:東京都港区海岸1丁目10番30号
延床面積:約21,800平米
構造:鉄骨造 地下2階、地上26階
(ホテルフロア 16階~26階)
客室数:265室(客室フロア17階~26階)
ツインタイプ 108室(40-44平米)
キングタイプ 149室(40-44平米)
スイートルーム7室(95平米)
スイートルーム1室(180平米)
バンケットルーム(宴会場、16階1会場):180平米
出典:日本ホテル
東京都港区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、東京都港区には宿泊施設が177、部屋数にして31,647室が提供されている。
新規開業予定は44施設、部屋数にして7,081室が新たに供給される見込み。
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