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訪日外国人20%増の北海道で、立ち上がる日本初のパークハイアットレジデンス

雄大な自然と広大な土地を持ち、四季を問わず観光資源が豊富な北海道。

観光入込客数調査(北海道経済部)によると前年同期比約1.5%増(2017年4~6月)にとどまる日本人観光客に対して、急成長しているのが外国人観光客だ。

北海道の外国人観光客数は、新千歳空港の発着枠拡大による国際定期便の新規就航や増便を背景に前年同期比21%増となる51万人まで増える。

外国人観光客の増加に伴い増える宿泊ニーズに対して北海道でも複数のホテル計画が進行。中には延床面積の62万m²のホテル計画もある北海道のホテル開発計画にせまる。

 

都市型ホテルとリゾートホテル双方で開発が進む

北海道で新規ホテルの開発の中心となる北海道第一の都市・札幌。メトロエンジンリサーチによると、北海道では現在、26もの新規ホテル計画が進行しているが、そのうちの16計画が札幌市(中央区13計画、北区3計画)で、札幌市の他に複数の新規ホテル計画が進行しているのは函館市のみとなっている。

出典:メトロエンジンリサーチ

 

ただ、延床面積が万m²を超えるような大規模ホテルの建設計画に限って見てみると、万m²を超えるホテルの計画のうち、複数の計画が進行しているのは札幌市北区と函館市だけ。あとは、札幌市の中心エリアである札幌市中央区を含め、どの市区町村でも計画あるのみだ。

出典:メトロエンジンリサーチ

 

また、興味深いことに、万m²を超える新規ホテル計画の特徴は、倶知安町、斜里町、富良野市といった郊外エリアが多いということがわかる。つまり、北海道でのホテル開発の傾向は、札幌市中心エリアの都市型ホテルと郊外エリアを中心とした大規模リゾートホテルとに分けることができる。

 

北海道の新規ホテルの延床面積は東京ドーム約19個分

北海道で現在、発表されている新規ホテル計画の合計延床面積は、90万m²を超える。東京ドームの建設面積に換算すると、約19個分という広大な延床面積になる。

延床面積ランキングのトップである「パークハイアットニセコ HANAZONO」の延床面積は、62万m²で広大な広さを誇る。

ちなみに、「パークハイアットニセコ HANAZONO」の延床面積の62万m²は、東京ミッドタウンやクイーンズスクエア横浜を超える延床面積だ。

 

パークハイアットニセコ HANAZONO

延床面積62万m²を誇る「パークハイアットニセコ HANAZONO」は、香港の不動産開発会社「パシフィック センチュリー プレミアム ディベロップメンツ」とハイアットブランドで有名なアメリカの大手ホテルチェーン「ハイアットホテルズ アンド リゾーツ」が協働で開発するリゾートホテルだ。

建設地は、アジア屈指のスキーリゾートとして知られ外国人観光客も数多いニセコ町で、開業は2019年を予定している。ホテル敷地はゲレンデに隣接しており、約78万9,000m²の広大な敷地内に100室の客室、レストラン&バー、ミーティングスペース、スパ、フィットネスセンター、屋内スイミングプールなどが完備される予定だ。

また、分譲型の「パークハイアット レジデンス」も併設予定で、パーク ハイアット レジデンスのオーナーがレンタル・プログラムに参加した場合、当該レジデンスが空室の際にパーク ハイアットがホテルの客室として運営する。

 

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