ヒルトン日本初進出のブランドホテル 「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」が4月19日に開業、また4月28日には「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」が開業予定で首都圏近郊でヒルトンの新規オープンが相次ぎ予定されている。
軽井沢で4月19日に開業
本サイトにおいて「軽井沢に2018年4月19日、ヒルトンがオープンー意外なライバルの存在」(2018/04/04)で報じた通り、ヒルトン日本初進出のブランドホテル 「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」が昨日4月19日に開業した。
本ホテルは全50室のうち約9割の客室が40㎡を越える広々とした間取りで、ホテル内には光と岩の異なるデザインを組み合わせたスタイリッシュな大浴場や中庭に佇むチャペル、フィットネスジムやレストランなど共用施設も充実している。
館内の様子
レストラン「SONORITÉ」
レストラン「SONORITÉ」では、世界各国から取り寄せた食材と信州の食材の「共鳴」をテーマに作り上げたフランス料理を提供する。
客室デザイン
客室のデザインコンセプトは「ELEGANT×RESORT」で、 一泊二食付きのプランは6-11万円の高級ホテルとなっている。
小田原でもヒルトン・グランド・バケーションズがオープン
箱根にほど近い城下町、小田原でもヒルトン・グランド・バケーションズが4月28日にオープンを予定している。ヒルトン小田原リゾート&スパの敷地内にオープン予定でその名も「ザ・ベイフォレスト・小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」である。
まず、10種のコテージ(1棟6名まで利用可能)を先行オープンさせ、その後100棟に上るビィラの計画も視野に入れている。
コテージでの滞在
部屋タイプはコテージで、広々としたオーシャンビューのコテージに、フルキッチン、プライべートバルコニー付きのリビング、ダイニングが備えられる。
宿泊客は、併設するヒルトン小田原リゾート&スパの温泉、スパ施設、屋内外テニスコートやパターゴルフ、スイミングプール、ジャグジー、ジムなどのアミューズメント施設を利用することができる。また、近隣の富士箱根伊豆国立公園や小田原城へのアクセスにも便利で富士山を望む景勝地で、山々と海が一望できる専用バルコニーと、和と融合した特別のデザインがこの丘陵に建つコテージが魅力となる。
小田原市のホテル出店状況
メトロエンジンリサーチによると、小田原には現在、33の宿泊施設があり、部屋数としては685が提供されている。
相模湾沿いの美しい景観を望める宿泊施設が多く、箱根や鎌倉へほど近く、小田急線や新幹線が停車するなどアクセスも好立地となっている。
メトロエンジンリサーチによると、既に開業しているヒルトン小田原リゾート&スパに対するレビュー評価は料金が6〜6.5万円と高価なものの、特にその好立地や客室、設備が高く評価されている。
今月オープンするヒルトンの両ホテルはいずれもリゾートタイプの高級志向のホテルである。軽井沢では他のリゾートホテルやコテージが競合となりそうだが、小田原では、同ホテルの他にリゾート系のホテルは確認できずビジネスホテルが中心に展開されているため、競合となりそうなのは、高級志向の旅館となりそうだ。
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