株式会社グリーンズは、ソラーレグループが所有する「チサンイン22物件」を賃借し、自社のコンフォートブランド「コンフォートイン」へのリブランドを計画していることが明らかとなった。この動きは、グリーンズが45ヵ国で7,400軒以上のホテルを運営する大手ホテルチェーン「チョイスホテルズインターナショナル」とのマスターフランチャイズ契約に基づくものであり、日本国内における「コンフォート」ブランドの独占的使用権を有していることが背景にある。
この取組は、中期経営計画「GREENS JOURNEY 2025」の実現の一環として位置づけられている。特に、コロナ禍を乗り越えても堅調な業績を示しているロードサイド型ホテルの拡大が、業績の安定化やビジネスポートフォリオの多様化を目的として掲げられている。その目指すところは、2027年6月期までに客室数17,000室の達成である。
さらに、グリーンズは2030年までに20店舗のロードサイド型ホテルの展開を目指しており、これにはオペレーターチェンジ案件を通じた出店コストの削減が寄与するとされている。また、グリーンズと星野リゾート・リート投資法人、三菱UFJ銀行との間で結ばれた合意により、国内におけるロードサイド型ホテル事業の拡大が更に進展する見込みである。
コンフォートインブランドが注目される理由は、そのユニークなサービスにある。オリジナル寝具による質の高い眠りや、特色ある朝食メニュー、そして車でのアクセスが容易な立地と広い駐車スペースが特徴として挙げられる。
最後に、グリーンズ、星野リゾート・リート投資法人、三菱UFJ銀行の三者は、ロードサイド型ホテルの事業拡大に関する独占的な提携を目指す基本合意書を締結。これにより、2030年までに「コンフォートイン」を中心とした20店舗のホテル開発と、日本全国での事業展開が進められる予定である。