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【取材】千葉・鴨川にバイカー専用ヴィラ「RIN」誕生

千葉県鴨川市に、バイカー専用の貸切ヴィラ「RIN(リン)」がオープンした。1日1組限定で最大8人まで滞在でき、屋根付き・シャッター付きの駐車場やバイクのフォトスポットなど、ライダー目線の設備を備えるのが特徴だ。

海まで徒歩10分という立地に加え、焚き火やBBQも楽しめる。オーナー自身がライダーで、ツーリング後に安心して語らい、休める“拠点”を目指して企画したという。都内からバイクで約2時間45分、江見駅から徒歩10分とアクセス面も強みだ。

本記事では、「RIN」の特徴やこだわりなどについて、運営を行う株式会社Arxistに取材した。

▷ホームページ:https://www.noka.arxist.jp/

―――「走りを愛する大人が、素の自分に戻れる場所」というテーマを、滞在体験として具体的にどう設計しましたか?

RINでは、「到着した瞬間にスイッチが切り替わる」ことを最優先に考えました。バイクを降りたときに人工物より自然が先に視界へ入る配置にしていて、荷物を降ろす、ヘルメットを外す、靴を脱ぐまでの動線も短く、迷いが生まれないように設計しています。
走行中は常に判断と緊張が続きます。その状態から一気に“何も考えなくていい場所”へ移行できることが、エンジンを止めたあとの余韻を深めると考えました。

夜の時間は、「話すための場をつくる」のではなく、「話したくなる状況をつくる」ことを意識しています。焚き火は主役になりすぎないサイズに抑え、座る位置も高低差を小さくして、上下関係が生まれにくい配置にしました。バイクのフォトスポットも用意しています。
その結果、バイク談義から始まり、仕事、家族、人生の話へと、話題が自然に移っていきます。そこがRINで最も意図していた夜の形です。

▲フォトスポット

朝は、「何かを提供しない」ことを選びました。朝食サービスはあえて設けず、音や情報が入りすぎない環境にしています。代わりに、海まで歩くという“軽い行為”だけを用意しました。
静かな朝に自分のリズムを取り戻すことで、「また走りたい」「また日常に戻れる」感覚が整うと考えています。

―――施設全体を「過剰に飾らず、本質だけを残した落ち着いた世界観」で統一されたとのことですが、空間づくりで“あえて削ったもの”と“残した本質”を教えてください。

▲リビング

まず、あえて削ったのは、次の要素です。

・高級感を演出するための装飾
・コンセプトを説明しすぎるサインや言葉
・写真映えだけを狙った家具や照明

これらは一時的な満足感を高める一方で、滞在時間が長くなるほどノイズになり得ると感じました。そのため、意識的に引き算をしています。

一方で残した本質は、以下のとおりです。

・経年変化を楽しめる素材
・何も置いていない“使い方を決めない場所”
・自分たちで過ごし方を選べる余白

RINは「完成された空間」ではなく、ゲストが入ることで完成する空間を目指しています。

▲寝室
▲キッチン&ダイニング

―――特にこだわった“バイカー目線”の工夫を、具体例とともに教えてください

RINでは、設備そのもの以上に「バイクとどう向き合えるか」を大切にしました。

象徴的なのが、焚き火フォトスポットの設計です。焚き火スペースは「座ったときの目線の高さ」を基準に構図をつくっています。その高さから見ると、手前に揺れる炎があり、その奥に愛車のタンクやフロントフォークのラインが重なり、背景は暗くなりすぎず、わずかに空気感が残る。そうしたレイヤーが自然に生まれるように配置しました。立って見る構図ではなく、“語りながら火を見つめている目線”で完成する風景です。

▲焚火スペース

炎が視界の下半分を柔らかく揺らし、その上にバイクのシルエットが静かに浮かぶ。写真を撮るために立ち上がらなくても、座ったままの視点で、その夜の空気ごと残せること。それがRINの焚き火フォトスポットの考え方です。

設備面では、バイクを“隠さない”駐車配置にしています。部屋や焚き火スペースから自然に視界へ入るレイアウトで、滞在中も常に愛車の存在を感じられる距離感にしました。夜間の照明計画も同様で、防犯性は確保しながら過度に明るくしすぎず、金属部分やタンクの曲線が柔らかく浮かび上がる光量を意識しています。

▲シャッター付き駐車場

導線面では、到着から駐車、そこから焚き火へと自然につながる流れを重視しました。走行後の身体に無理がかからず、そのまま夜の時間へ移行できることが重要だと考えています。また、濡れや汚れを過度に気にしなくてよい素材選びにして、“走った後のリアル”を受け止める空間にしました。

過ごし方については、こちらから決めつけないことを大切にしています。無口な時間も、急に盛り上がる時間も許容できる空間密度をつくり、バイク・火・仲間の三つが、自然な距離で共存できること。そこがRINで最も大切にした“バイカー目線”です。

―――焚き火スペース・BBQ設備・海まで徒歩10分という環境を活かし、ゲストにどんな“過ごし方”を提案したいですか?

RINの滞在は、一泊二日の短編ロードムービーだと捉えています。夕方、走り切って到着するところから始まり、火を囲んで仲間と語り合う夜があり、静かな朝に海まで歩いて余韻を整える。

▲BBQ

特別なアクティビティがなくても、「何もしない時間」が自然にドラマになる。その感覚こそがRINの価値だと考えています。

―――「道の先に、仲間と居場所を」というモットーのもと、今後RINをどのような“帰ってこられる場所”に育てていきたいですか?また、そのために大切にしたいことを教えてください。

RINを「記念日に行く特別な宿」ではなく、「節目ごとに戻ってくる場所」に育てたいと思っています。20代の頃とは違う走り方があり、仲間の入れ替わりもある。一人旅になる時期もあるでしょう。それでも「今の自分で、そのまま居ていい場所」としてあり続けたいと思っています。

そのために大切にしたいのは、流行を追わないこと。数を増やすより、質と思想を守ること。余白を削らないこと。RINは、走り続ける大人の“途中にある居場所”でありたいです。

■施設概要

名称:RIN(リン)
所在地:千葉県鴨川市江見青木278-1
収容人数:最大8名
主な設備:焚き火スペース/BBQ設備/バイクフォトスポット/屋根付き駐車場
ホームページ:https://www.noka.arxist.jp/

■キャンペーン「風を楽しむ初夏ステイ」

貸別荘RINでは、初夏の特別な滞在を楽しんでいただけるプランをご用意しました。

新緑の風を感じ
火を囲み
何もしない贅沢。

貸別荘RINでは、通常95,200円~のご宿泊が
期間限定で65,000円~でお泊りいただけます。

ゆったり過ごす時間を、心地よい空間で。

【2026年4月1日~2026年6月30日 宿泊分まで】
※7名様以上でのご宿泊は、オプション料金にて承っております。
詳細はご予約ページをご確認ください。(airbnbからのご予約限定)

▼ご予約はこちらから
https://www.airbnb.jp/rooms/1465540249407664027?source_impression_id=p3_1764231395_P3plx84-5kRimc8h

チェックイン/チェックアウト:16:00~11:00
ゲスト定員:8人
料金:1泊 65,000円~(7名から追加料金、税込、食事別) ※キャンペーン価格

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