世界的に人気の高い旅行ガイドブック「Lonely Planet(ロンリープラネット)」が発表するおすすめの旅行先 「Best in Travel 2020」において、日本の「東北地方」が 2020 年に訪れるべき世界の10地域の第3位に選出された。
ロンリープラネットは、東北地方を、豊かな自然、祭などの文化遺産、食の魅力、そして、おもてなしに溢れ、東京2020オリンピック・パラリンピックで訪日するアドベンチャー好きの旅行者にとって最適な新しい旅行地と評した。
選出にあたっては、震災後の観光地や観光インフラの目覚ましい復興、東京からのアクセスの利便性なども高く評価された。
今回の選出は、東日本大震災以降の官民を挙げてのプロモーションにより、旅行目的地としての東北の魅力が広く世界で認識されるようになった証左であり、東北地方の観光復興の面でも意義深いものと言える。
2018年の東北地方の外国人延べ宿泊者数は過去最高の1,287,490人泊(前年比33%増)を記録し、2019年1月から7月においても 839,930人(前年比20%増)と大きな伸びを示している。
同ランキングは以下の通り。
出典:JNTO
東北観光推進機構では、今回の選出を励みに、より一層の誘客を図るべく、2020年7月~9月の2020東京オリンピック・パラリンピックや2021年4月からの大型観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン」を大きな契機と捉え、オール東北でのプロモーションによる「東北」ブランドの確立や、東北域内の自治体、観光地域づくり法人や観光事業者等と連携した観光コンテンツの充実や広域周遊、二次交通整備などの受入環境整備を進めていくという。
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