北海道県知事は、本日9月19日に、9月6日発生した平成30年北海道胆振東部地震において、震源地から離れた北海道の大部分の地域では、交通や宿泊など観光客の受入には全く支障がない状況である旨の観光復興に向けたメッセージを公開した。
北海道観光の安全をアピール
高橋はるみ北海道知事は同メッセージのなかで、北海道では、9月6日に発生した胆振東部地震により、ライフラインや交通網が一時的に不安定な状態となったものの、現在は、旅行の移動や滞在に支障がない程度にまで回復しており、安心して旅を楽しめる旨述べた。
宿泊施設については、震源地周辺の一部を除き、道内ほぼ全ての地域で通常営業を行っており、 安心して滞在できるという。
また鉄道は、一部路線で減便・運休している区間もあるものの、北海道新幹線及び主要幹線については全て通常どおり運行。
航空路線については道内・国内路線については全便通常どおり運航、国際線は一部路線で運休・減便しているが、ほぼ全ての路線が運航している。
北海道は最新の旅の安全情報を発信している。
北海道胆振地方を震源とする地震では、ホテルや旅館などの宿泊キャンセルが94万2千人分に上り、宿泊に関する影響額は117億2,500万円。交通費や飲食費などを含めると影響額は292億円と推計するデータを北海道庁が9月15日に発表している。
同メッセージには観光への影響が懸念されるなか、水道・ガス・電気などのライフラインを含めて安全な旅行に支障がないことを示すことで風評被害の発生を防ぐねらいがあり、日本語のほか英語、中国語、韓国語、ロシア語の5カ国語で発出することで訪日客の来道への影響の最小化をはかる。