阪急交通社は2023年夏休み期間(7月15日~8月31日)の旅行予約状況を集計した。海外旅行の出発日ピークは8月16日、7月27日、8月23日で、人気旅行先は台湾、ヨーロッパ、韓国となった。近年のコロナ5類移行後、海外渡航制限が4年ぶりに解除され、特に近距離のアジア地域や日本発着の外国船クルーズが注目された。同時に、長期滞在可能なヨーロッパもリピーターにより好まれ、中でもスイスが訪れる人々の間で人気となった。
一方、国内旅行の出発日ピークは7月23日、8月3日、8月5日で、人気旅行先は近畿、北陸・甲信越、東北となった。コロナ5類移行後、全国各地の夏祭りや花火大会が開催され、これらのイベント観覧ツアーが増加した。また、国内クルーズやハイキングツアーも人気となり、特にハイキングツアーはコロナ前と比較して1.8倍に伸びた。地域別では、近畿が日帰りバスツアーにより、北陸・甲信越が自然体験をテーマとしたツアーにより、それぞれ人気となった。