2023年7月19日、全日空(ANA)は羽田空港第2ターミナルの国際線施設からの運航を3年ぶりに再開することを発表した。これにより、今後は羽田空港第2ターミナルと第3ターミナルの2つの施設から国際線の運航が行われる。
羽田空港第2ターミナルの国際線施設は、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年4月11日から約3年間休止していた。しかし、日本の水際措置の撤廃や各国の入国制限の段階的な緩和により、旅客需要が大幅に増加している。そのため、ANAはこのタイミングで第2ターミナルからの国際線運航を再開することとした。
再開初日の7月19日には、ロンドン、上海虹橋、香港、台北松山(2便)行きの計5便が第2ターミナルから出発する予定である。なお、これらの便以外の便は引き続き第3ターミナルから出発し、到着便は当日の状況により確定する。
第2ターミナルの利用者は国内最大級の広さを誇る国際線出発ラウンジを使用でき、同ターミナルから出発・到着するANAの国内線との乗り換えも容易である。全日空は今後、国際線の増便に伴い、第2ターミナルからの運航路線をさらに拡充していく方針を示している。