海外旅行の目的地では、ソウルが1位となり、2022年の年末年始、ゴールデンウィークの動向と合わせ、繁忙期の首位を維持している。韓国全体は2019年水準まで急回復しており、7位にランクインしたプサンは2019年を超える伸びを示した。
国内旅行では、1位~4位まで(沖縄・北海道・長崎・大阪)が前年と同じであり、特に鹿児島県や広島県の人気が増える形となった。それぞれ、鹿児島では世界自然遺産にも登録された離島への関心の高さが伺え、広島はG7サミットでの注目が影響していると考えられる。
これらの結果は、新型コロナウイルスの状況が安定化し、海外旅行が再び可能になりつつある現状を反映している。しかしながら、経済状況は、米国の金利引き上げ、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰、物価の上昇などにより変化している。