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【ホテル開発ランキング】大阪エリア新規ホテル開発トップ10

激増する訪日外国人観光客で賑わう「天下の台所」、大阪。メトロエンジンリサーチによる、大阪エリアのホテル新規開発数トップ10を発表。

大阪市中央区がダントツでトップ、北区、浪速区が続く
大阪府の、市区別の部屋数での新規ホテル開発ランキングは以下の通りとなった。

大阪エリア新規ホテル開発トップ10(部屋数)

出典:メトロエンジンリサーチ

トップは大阪市中央区で8,396室(50施設)で既存の27,930室(288施設)から30.0%の大幅増加が見込まれる。大阪市中央区は東京都トップの同名の中央区(6,555室)をも大幅に上回る出店計画で、2位以下を大きく引き離した。
続いて、大阪市北区が2位となり、2,596室(10施設)で既存の17,068室(127施設)から15.2%の増加。
3位は大阪市浪速区で、1,855室(13施設)で既存の7,594室(135施設)から24.4%増の大幅な伸長を示した。
4位は大阪市淀川区で1,807室(10施設)、5位は泉佐野市で813室(1施設)、6位が堺市西区で574室(5施設)、同数で大阪市西区で574室(5施設)、8位は大阪市福島区で556室(3施設)、9位は大阪市住之江区で378室(1施設)、10位の大阪市西成区は329室(3施設)となった。

大阪市中央区に新規出店が集中
大阪市中央区には心斎橋や道頓堀、大阪城などの繁華街や観光施設が多く存在しており、新規ホテル開発の一極集中が見られる。
半面で大阪市内でも少し中心部から離れた平野区や東住吉区、東成区、港区、生野区、西淀川区では新規ホテル開発は確認できず、開発の余地が広がっている。
また他市では5位となった関西国際空港の所在する泉佐野市において、WBFが20階建、813室の大規模ホテル「(仮称)ホテルWBF りんくうタウン駅前」を2020年4月開業予定で計画している。また、堺市では6位の堺市西区のほかに堺区でも新規ホテル開発が見られる。
東京を上回る高い稼働率を誇る大阪ではしばらく新規ホテルの開発ラッシュが続きそうだ。

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