11月27日、岩井国交副大臣は衆議院の厚生労働委員会で「GoToトラベル事業」を利用した人のうち、27時点で202人の新型コロナウイルスの感染が報告され、前日の発表からさらに5人増えたことを明かした。
報告によれば、利用者の感染が発生したのは38都道府県の130施設。地域別に見ると、特に現在感染者が増加している北海道、東京、大阪が上位に来たという。
11月11日に加藤勝信官房長官が記者会見で発表した際は、11月9日までの利用者の感染は131人だと報告されていた。わずか19日間で71人の感染報告があったことになる。
9日までのGo Toトラベル利用の新型コロナ感染者数131人
7月より始まったGoToトラベルキャンペーンは11月までに4,000万人の報告があったとのこと。数値だけを見れば、利用者数に対して感染報告は最小限に抑えられていると言える。
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野党からは今回報告された感染者数は氷山の一角だとして、報告システムの不備を指摘する声が上がった。
現在、GoToトラベル事務局は感染報告用の窓口を設置し、利用者の陽性が判明した場合、助言や指導を行うために報告するよう呼びかけている。感染拡大防止に協力しない場合は、事業者の登録を取り消す場合もあるとのこと。