民都機構は、長野信用金庫との間で、「NAGANOまちづくり応援ファンド」を設立。同ファンドを通じて、長野市中心市街地及び善光寺周辺エリアにおいて、門前町の新たな賑わいや回遊性を創造するため、空き店舗・空き家等を活用した民間主体のリノベーションまちづくり活動を支援する。
長野で空き家のリノベーションを支援
JR長野駅から善光寺に至る長野市中心市街地及び善光寺周辺エリアは、かつて多くの商店や問屋が軒を連ね、人の往来も盛んなエリアであった。
しかしながら、近年は、人口減少、小売業の売り場面積の減少、事務所や倉庫の空室化等により、長野市最大の観光資源である善光寺門前町の空洞化が進んでいる。
このため、リノベーションまちづくり等により、中心市街地の機能集積の維持強化を図ることが求められている。
一般財団法人民間都市開発推進機構(民都機構)は、同課題を踏まえ、空き家・空き店舗等をリノベーション等により活用し、飲食施設・物販施設・宿泊施設などの施設を整備・運営することで地域の課題解決に資する事業を対象として、長野市の中心市街地及び善光寺周辺エリアにおいて実施される民間まちづくり事業に投資するため、長野信用金庫との間で、「NAGANOまちづくり応援ファンド有限責任事業組合(LLP)」を設立した。
ファンドの資金規模は、8,000万円で、長野信用金庫4,000万円、民都機構4,000万円で出資する。
人口減少社会に直面する日本各地で、古民家や空き店舗、倉庫などを活用した遊休不動産のリノベーションによる、バケーションレンタルやシェアオフィス、カフェなどへの活用の動きが開始されている。
【合わせて読みたい】