東京都においては、発生が懸念されている首都直下地震や風水害、火山噴火などの災害に備えておくことが重要である。観光施設では災害発生時に日本人のみならず外国人に対して安全確保等の避難誘導が必要だ。そこで東京都は観光事業者向けの災害時対応力向上セミナーを6月25日に開催する。このセミナーでは、災害発生時の旅行者への対応に役立つ知識を提供する。
<セミナー概要>
開催日時:令和6年6月25日(火) 14:00~16:00
開催方法:オンライン
定員:50名 *先着順
参加費:無料
対象:都内の宿泊・飲食・小売等の観光事業者、その他観光関連団体等
申込締切:令和6年6月24日(月)
申込はこちらから
セミナーではインバウンドの最新動向と観光事業者の災害時対応についての講演が行われ、外国人旅行者の最新トレンドや災害事例を交えながら、観光施設の役割や対応策について解説する。
また、観光産業における災害時の情報共有を図るシステムについても紹介する予定だ。このシステムは通常時は施設情報、災害時は被災状況などをシステムに登録することで、情報共有の一元化され観光業者の負担が軽減し、旅行会社との連携が効率化される。
さらに、訪日外国人向けの災害情報提供アプリ「Safety tips」についての取り組みを解説する。このアプリは、外国人旅行者が多言語で災害情報を収集できる。