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大阪府、緊急事態宣言要請へ 多数の新規感染者数、医療提供体制の逼迫を受け

大阪府の吉村洋文知事は4月19日午前の囲み記者会見にて、「緊急事態宣言を要請すべきだと判断した」と語り、国に緊急事態宣言の要請を行うことを明らかにした。緊急事態宣言が発令されると大阪府は3度目となる。

重症病床使用率は実質100%超え

大阪府の新型コロナウイルスの新規感染者数は4月18日まで6日連続で1,000人を超えており、比較的検査数が少ない傾向がある日曜日の18日に新規陽性者数が1,220人を記録した。重症病床使用率も98.4%とほぼ100%近く。重傷者の一部は軽症・中等症病床で治療を続けており、重症病床使用率は事実上100%を超えている。

吉村府知事は「まん延防止等重点措置」が4月5日に適用されてから2週間経過する4月19日の週の感染状況を見極め、まん延防止等重点措置の効果が不十分であれば、緊急事態宣言の発令を国に要請する考えを明らかにしていた。

吉村府知事は緊急事態宣言下での対応について、「街全体の人の動きを大きく停止するような厳しい内容の宣言が必要」としており、「百貨店やテーマパークなどの大型施設に加え、映画館や飲食店などにも休業要請すべき」との考えも示している。

緊急事態宣言の要請については、4月20日(火)の対策本部会議で正式決定する方針だ。

また大阪府では病床の逼迫を受け、コロナ患者を受け入れていない病院に対して感染症法に基づき病床確保を要請する考えで、計1,100床の追加確保を目指している。

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