宮城県内の旅館やホテルのおかみが協力し、地場産品を詰め合わせた「みやぎご馳走セット」の通信販売を27日から始めた。
この取り組みは、政府の観光支援事業「GoToトラベル」の年末年始の一時停止で宿泊キャンセルが相次ぐ中、力を合わせて難局を乗り越えようと「みやぎのおかみ会」が企画したもの。
ホタテやアワビ、鯨などの海の幸のほか、スイーツ、日本酒、美容品など旅館ごとに5000円~3万円の特産品の詰め合わせセットを準備し、それぞれ通信販売する。商品の購入には、おかみ会が販売する利用券「みやぎお宿エール券」も使える。
宮城県内の各ホテル旅館施設は年末年始に向けて宿泊客を迎える準備をしていたが、政府の観光支援事業「GoToトラベル」の一時停止によって宿泊キャンセルが相次いだ。観光業だけでなく関連業者や旅行会社にもその打撃は広がり、一時回復した観光客が再び激減することも懸念されている。
おかみ会の阿部憲子会長は「繁忙期の年末年始を目前に各業界が大きな影響を受けている。今回の企画を通して、第一次産業なども含めた地元経済活性の一助になりたい」と意気込む。さらに、年末年始を家で過ごす際に宮城自慢の特産品を楽しむことで「また宮城へ行こうというキッカケになれば」とも話している。
「みやぎご馳走セット」概要
- <販売期間>令和2年12月27日~令和3年1月31日まで
- <販売商品>各施設が取扱いしている宮城の特産品・地場産品
- <販売方法>各施設の定める販売方法(TEL・FAX・MAIL・SNS・オンラインショップなど)
- <詳細>みやぎおかみ会 ホームページはこちら