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Go To トラベル参加宿でクラスター 千葉県勝浦市の旅館で従業員7人の感染確認

GoToトラベルキャンペーンに登録している千葉県勝浦市の旅館で、従業員7人の感染が判明した。県は宿泊客のべ360人の調査を進める。

25日、千葉県勝浦市の旅館「緑水亭 勝浦別館 翠海(すいか)」にて10代から50代の女性従業員3人の感染が確認。すでに判明していた30代~60代の男性従業員4人の感染と合わせ、計7人のクラスター発生となった。

感染した従業員は16日から症状を報告していた。当該の従業員は勤務中は常にマスクを着用し、接触箇所の消毒も行っていたという。また宿では利用客の食事は個室で提供しており、観光庁が示す最低限の感染対策はとられていたとのこと。

従業員全27人の検査はすでに完了しており、県は8月14日から21日かけて当旅館を利用していた計360人の宿泊者の調査を進めている。15日から16日に利用した千葉市内在住の夫婦の感染が発覚したが、従業員との接触状況や発症時期から見て、県は当旅館での感染である可能性は低いと判断している。

この事態を受け、旅館は22日より休業。営業再開は来月末の予定だという。

また、千葉市内のダーツバーでも客や従業員6人の感染が確認されており、クラスター発生として市が調査している。

25日の野党合同ヒアリングにて国土交通省が発表した内容によると、現在キャンペーンに登録している宿泊施設の利用者で感染が確認されたのは16人。うちキャンペーンの利用者は1人。

観光庁は現場での感染対策を確認するため、8月の6、7日に宿泊施設の訪問調査を行った。結果、大半の施設でチェックイン時の検温や、浴場や食事時での3密対策はとられていた。一方で、利用客への感染対策マナーの周知やエレベーター近辺の密集などで改善を指示された施設もあった。

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